読売新聞「再生デザイン大賞」事務局は、『第3回「モノを大切にする心」再生デザイン大賞』の作品募集を開始した。募集期間は9月30日まで。

同事務局では、愛着を持っていたり捨てられなかったモノを、長く使えるモノへと再生した作品を募集中。作品のデザインだけではなく、制作に使用したモノに対する思いなども審査の対象になるとのこと。過去2回の応募作品の中には、愛犬の毛やフライドチキンの骨といった奇抜な素材を使用した作品や、引き出しが三味線に変わるなどの優れたアイデアが光る作品、審査員も感心するデザイン性の高い作品などがあったという。

応募できるのは自作で未発表の作品に限られており、「学生の部」と「一般の部」の2部門が用意されている。応募の際の提出物は、作品制作前の写真が1枚と制作後の写真が3枚以内で、作品の説明と素材となったモノへの思い出を100字から400字までにまとめた文章、そしてWebサイトからダウンロードできる応募用紙が必要となる。なお、グループでの応募も可能としている。

審査員を勤めるのは、小嶋禮子氏(東京都服飾学校協会常務理事)、須藤玲子氏(テキスタイルデザイナー)、菱木貞夫氏(テロソン コーポレーション代表)、白水忠隆氏(読売新聞東京本社編集局生活情報部長)の4名。大賞を受賞すると賞状および副賞50万円が、最優秀賞では賞状および副賞20万円、優秀賞では賞状および副賞10万円が贈られる。

第2回「モノを大切にする心」再生デザイン大賞入賞作品

第2回大賞作品 作者 塚田真史 タイトル「田園」 元にした物品 : 籾殻(もみがら)

第2回 最優秀賞作品[学生の部] 作者 菊地春子 タイトル「光の傘」 元にした物品 : ビニール傘

2回 最優秀賞作品[一般の部] 作者 鈴木哲弥 タイトル「Leather Remake Shoes」 元にした物品 : 牛毛革のリュック・古タイヤ

第3回「モノを大切にする心」再生デザイン大賞

作品募集期間 9月30日まで
募集する作品 愛着を持っていたモノなどを長く使える他のモノへと再生した作品
応募資格[学生の部] 高等学校、高等専門学校、大学、短大、専門学校に通学し、国内在住の方
応募資格[一般の部] 15歳以上(中学生は除く)で「学生の部」に該当しない、国内在住の方
応募方法 詳細はこちら