カヤックは8日、同社運営の音声特化型SNS「こえ部」と連動したWeb音声広告プラン『ツタエル』を発表した。6月公開予定の映画「愛を読むひと」では同プランを利用し、こえ部ユーザのリレー式朗読を利用した予告編ブログパーツなどを提供する予定。
こえ部は、ユーザが立てたお題に対して音声を投稿するというコミュニケーションサイト。今回発表されたツタエルは、広告主が宣伝したい商品にふさわしい音声をこえ部のユーザから選出し、音声広告としてブログパーツなど他サイトへの展開を図るというもの。たとえば、新しい食品の宣伝であれば、商品映像とグルメレポート風の音声を織りまぜたブログパーツを配布するということも考えられる。同社は、音声広告によって「テキストやバナーだけでは伝わらない、商品の魅力を生の声で伝える事が可能」になるとしている。
また、ツタエルを利用した企画として、映画「愛を読むひと」(6月19日公開予定)の朗読キャンペーンを実施する。劇中で朗読される「犬を連れた奥さん」(チェーホフ作・小笠原豊樹訳・新潮社刊)をこえ部のユーザがリレー形式で朗読し、その音声を利用したブログパーツを提供する(こちらで確認)。最終的にはリレー朗読による朗読CDを完成させ、福祉団体へ寄贈予定となっている。