マイコミジャーナルのクリエイティブチャンネルでは、これまで映像からデザインまで様々なコンテストを紹介してきた。読者のなかには、コンテストの受賞作品発表の記事を読んで、「このアイディアなら私でも考えられそう」、「30秒くらいの映像なら私でも撮影できそう」、などと思った人もいるのではないだろうか。そんな読者のために、この連休中に作品制作し、応募可能なコンテストを紹介していこう。普段できないクリエイションに集中して励んでみてはいかがだろうか。

グランプリ受賞者に、最高賞金200万円が授与されるものや、NHKで監督デビューできる権利が与えられるものなど、様々な賞が用意されたコンテストが多数あり、作品を募集している。レギュレーションや制作期間なども配慮して、比較的応募しやすいコンテストをいくつかピックアップしたので、創作活動の参考にしてほしい。

CorelDRAW国際デザインコンテスト

コーレルが、「CorelDRAW」発売20周年を記念し、開催しているコンテスト「CorelDRAW国際デザインコンテスト」。作品募集期間は5月31日までとなっており、グランプリ受賞者には、 インクジェットカッティングプロッター「Roland VersaCAMM VP-540 54インチ カッティングプロッター」(US$ 21,995)が授与される。

第7回NHKミニミニ映像大賞

NHKが主催しており、30秒間の映像作品を募集する「第7回NHKミニミニ映像大賞」。作品募集期間は7月1日~9月24日までとなっており、グランプリ受賞者はNHKで監督デビューすることができる。前回のグランプリ受賞者が当時17歳の高校生であったことに象徴されるように、10代や20代などの若い世代からの応募が多数を占めるコンテストとなっている。

コクヨデザインアワード2009

コクヨが主催し、世界規模で優れた商品デザインを募集・商品化をめざすコンペティション「コクヨデザインアワード2009」。エントリー期間は6月10日までとなっている。すでに2007年の受賞作品である「紙キレ」、「Beetle Tip(ビートルティップ)」、「Tidbit(チビット)」が実際に商品として発売されている。グランプリ受賞者に、賞金200万円授与されることも目玉とひとつと言えるだろう。

James Dyson Award 2009

英国ジェームズ ダイソン財団が開催している世界21カ国のプロダクトデザイン、工業デザイン、エンジニアリングを専攻する大学生(卒業後3年以内は応募可能)を対象としたコンテスト「James Dyson Award 2009」。作品募集期間は6月15日までとなっており、日常での問題を解決するアイデアを募集している。グランプリ受賞者には賞金10,000ポンド(受賞時の為替相場に準じた現地通貨)が授与される。

TBS DigiCon6

TBSが主催し、日本を含むアジア各地から様々なデジタルコンテンツを募集している映像コンテスト「第11回TBS DigiCon6」。作品募集期間は8月5日まで。表現方法・テーマなどに制限はなく、応募者のイメージを15分以内の映像(デジタルコンテンツ)にすることが条件となっており、グランプリ受賞者には50万円が授与される。

現在応募可能なコンテスト(上記5つのコンテスト含む)

コンテスト名 募集期間 グランプリ特典
CorelDRAW国際デザインコンテスト 5月31日まで インクジェットカッティングプロッター(21,995 US$相当)
第7回NHKミニミニ映像大賞 7月1日~9月24日 NHKで監督デビュー
コクヨデザインアワード2009 6月10日まで(エントリー) 200万円
James Dyson Award 2009 6月15日まで 10,000ポンド
Corel Digital Art Competition 2009 5月31日まで 賞金5,000 US$など、総額約12,000 US$相当
TBS DigiCon6 8月5日まで 50万円
第2回したまちコメディ映画祭 in 台東 7月14日まで 50万円
第三回汐留クリエーターズコンペティション 5月24日まで 50万円
第21回 CGアニメコンテスト 7月7日まで 20万円
タバコは健康を損なう:動画CMコンテスト 8月9日まで 10万円