SaaS型アンチウイルスサービス「Panda Cloud Antivirus」 |
スペインのITセキュリティ企業Panda Securityは4月29日(現地時間)、アンチウイルスなどのPCセキュリティ機能をクラウド経由で提供するSaaS型サービス『Panda Cloud Antivirus』を発表した。使用メモリ容量17MBという軽量クライアントがPC上で動作しつつ、主要なスキャン作業をクラウド上で実行することで、従来製品と比べてPCのパフォーマンスに与える影響が半分程度で済むことが特徴だという。
シグネチャ判別を利用してローカルで動作する従来アンチウイルス製品に対し、Panda Cloud Antivirusではマルウェアのスキャンやプロセス実行判断といった作業をクラウド上に移管することで、「アンチウイルスソフトは重い」という従来のイメージを払拭する軽量動作を実現している。アンチウイルス、アンチスパイウェア、アンチrootkitといった機能を標準搭載する。クラウド側ではCollective Intelligenceという技術を使用し、同技術では毎日5万件のサンプルを入手、それらは6分以内に自動的に内容の判別が行われ、新種の脅威の対応に利用される。
Panda Cloud Antivirusは無料提供されており、同サイトから専用クライアントのダウンロードが可能。