日立ソフトは4月27日、中国向けビジネスを強化することを発表した。
同社は今後、「日中一環ソリューション」「SI事業」「中国市場向けの商品販売事業」の3つのカテゴリを中心に中国向け事業を展開する。専用組織も新たに設置し、中国に進出した日系企業の支援を強化するとともに、中国市場に対する商品投入も行っていく。
上記3つのカテゴリのうち、日中一貫ソリューションとSI事業は、日系企業のビジネスをサポートするためのもの。前者は、国内で利用しているITサービスを中国拠点で導入するためのソリューションで、後者はその名のとおり、中国でのシステム構築を行うソリューションになる。なお、日中一貫ソリューションで現在サポート対象としているのは、同社の統制IT基盤提供サービス「SecureOnline」と米Salesforceの顧客情報管理「Salesforce CRM」の2サービス。
また、中国市場向けの商品販売事業では、日立ソフトが開発/販売している以下の3製品を中国文化に対応させたうえで販売を進めていく。
- インタラクティブ電子ボード「StarBoard」
- DBメンテナンス業務支援「MasterInfinity」
- 農業情報管理システム「GeoMation Farm」
同社では、2015年度に50億円の売上を目指している。