ソフトバンク・テクノロジーは5月1日から、法人向けの携帯電話アプリケーション群「みんなの業務アプリ」シリーズを販売開始する。第1弾として、「みんなの掲示板」および「みんなの打刻」を提供する。

100ユーザの場合の月額利用料金は掲示板が3万円から、打刻が5万円から。なお別途、初期費用として10万円が必要。

当面の対応機種はソフトバンクモバイルの27機種に限られるが、同社では今後、他のキャリアを含め対応機種を順次拡大する予定だ。

同シリーズは、シンプルな機能で使いやすい小さな業務処理を単独アプリケーションとして提供し、必要に応じて複数を組み合わせられるのが特長。管理サーバと管理画面はユーザ向けアプリケーションと共にASPサービスとして提供し、ユーザ企業は初期投資を低減でき早期の運用開始が可能という。また機能範囲を小さく抑えたことで、操作がわかりやすく低価格で利用できるとしている。

「みんなの業務アプリ」シリーズのサービス構成図

全アプリケーションのユーザ情報を一元管理し、また全シリーズ共通でユーザID/パスワードと携帯電話の固有番号による認証・アクセス制限を標準装備する。

みんなの掲示板は、携帯電話での業務連絡やグループ内情報の共有を手軽かつセキュアに実現するもの。グループ単位の閲覧権限の掲示板単位での設定、PCおよび携帯電話からの記事参照/投稿、返信機能の可否をそれぞれ設定可能。100ユーザの場合、月額利用料金は3万円から。

「みんなの掲示板」の画面イメージ

みんなの打刻は、外回りの営業やフィールドエンジニアなど主に外出先で仕事をする勤務者向けに、簡単な操作での勤怠入力や仕事状況のリアルタイム報告を携帯電話だけで実現するもの。打刻の操作時に位置情報の取得/送信、上長による承認処理、勤怠情報のCSV形式でのエクスポートに対応する。100ユーザの場合、月額利用料金は5万円から。

「みんなの打刻」の画面イメージ

同シリーズの複数のアプリケーションを利用する場合、同社が提供中する待受画面カスタマイズサービス「Bizフェイス」の併用により携帯電話の待受画面からワンボタンの操作で利用できるなど、利便性が向上するという。Bizフェイスを併用する場合、割引料金で提供する。

同社では今後、同シリーズに「みんなの日報」「みんなの電話帳」「みんなの予定表」など10種類以上のアプリケーションの提供を予定している。初年度の販売目標は、シリーズ全体で3万IDだ。