4月22日から24日の3日間、東京国際フォーラム(東京都千代田区)にて「Oracle OpenWorld Tokyo 2009」(主催: 日本オラクル)が開催される。企業向けソリューションベンダの最大手であるオラクルが開催するイベントとあって、280以上のセッション、40以上の講演が予定されており、80以上のオラクルブースと60社以上の企業が出展する。3日間の来場予定者数(登録者数)は約2万人。昨年10月に米サンフランシスコで行われたOOW 2008と同様、テーマは「Your. Open. World.~ここから結びつく。そして動き出す。」、開発者どうし、顧客どうしの結びつきを促進していくのが狙いだ。
初日のオープニングセッションには日本オラクル社長 遠藤隆雄氏が登壇、「お客様にイノベーションを勧めるからには、まずオラクル自身がイノベーションを起こさなければならない」と語り、企業が変化への適応力を高めるためのプラットフォーム構築を推進していくとしている。また、2日前に全世界のIT関係者に衝撃を与えた米Oracleによる米Sun Microsystemsの買収については、とくに触れなかった。
3日目の24日には、米OracleプレジデントのCharles Phillips氏による基調講演が予定されており、Sun買収発表直後とあって、同社の買収戦略に関する発言が注目される。
小誌では同イベントのもようを追ってレポートしていく。
初日のオープニングセッションに登壇した遠藤隆雄 日本オラクル社長。一緒に壇上に上がっているのは、遠藤社長が「私の友人」と称するHP Oracle Database Machineだ |