シマンテックは4月21日、メッセージングセキュリティプラットフォーム製品「Symantec Brightmail Gateway 8.0」を発表した。

同製品は、電子メール、インスタントメッセージ、ファイルなどの非構造化情報を保護するためのもの。シマンテックが200カ国以上で収集/分析しているスパム送信者レピュテーションデータベースを参照する「グローバルレピュテーション」機能に加え、システム上で自己学習する「ローカルレピュテーション」機能も備えるなど、レピュテーション管理機能を大きく強化しており、コネクションレベルで最大95%のスパマーを遮断することができるという。

また、バウンス攻撃防止機能の強化もなされており、偽造fromヘッダーを活用して電子メールアカウント保持者に大量の不達メッセージを受信させる「バウンスバックスパム」も効率的に排除することができる。

加えて、メッセージ監査ログ検索の速度を50倍に向上させたほか、配備用のベストプラクティスを適用させるための新ウィザードを用意したり、デフォルト設定を変更したりするなど、管理機能も改善。その結果、管理にかかる時間は最大で70%削減可能になったという。

稼働環境は以下のとおり。

クライアント (インターネットブラウザ) Microsoft Internet Explorer 6.0, 7.0
Firefox 2.0, 3.0
Symantec Brightmail 8300 (アプライアンス本体) Symantec Mail Security 8340
Symantec Mail Security 8360
Symantec Mail Security 8380
Symantec Brightmail Gateway Virtual Edition (ソフトウェア) VMWare ESX 3.x
VMware Server 1.x (デモ/評価版のみ)

すでに3月より既存ユーザーに対して先行提供されている。