デジタルハリウッドは、選抜試験に合格した生徒が1年間Webや、グラフィック、CG・映像を学ぶ「本科」の2008年度卒業制作作品の中から、グランプリを決定する「DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2009」を開催した。
審査はWeb、グラフィック、CG・映像の各部門ごとに行われ、審査員はHAKUHODO DESIGNの代表取締役社長兼クリエイティブディレクタの永井一史氏や、ポリゴン・ピクチュアズの代表取締役社長兼エグゼクティブプロデューサーの塩田周三氏、セガのVE研究開発部部長の伊藤武志氏など、全14名が務めた。デジタルハリウッド学校長の杉山知之氏は今年度の作品について「今年は審査が非常に大変でした。全体的にはCG・映像部門が特に頑張ったなという印象を受けました」とコメント。
グランプリは東京本校の本科CG・映像クリエイター専攻・赤井紀文さんの「a small opportunity」。準グランプリは東京本校の本科CG・映像クリエイター専攻・小山久美子さんの「Express Yourself」と大阪校の本科CG・映像クリエイター専攻・寺園聖市さんの「Umbrella」の2作品が受賞した。また審査員特別賞に選ばれたのは東京本校の本科グラフィックデザイン専攻・池田尚也さんの「second dimentions」と東京本校の本科CG・映像クリエイター専攻・遠田恵子さんの「The earth cream soda」2作品。
DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2009受賞作品(一部のみ)
グランプリ |
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a small opportunity |
発表会の最後に杉山氏は「1年間で技術を習得するという意味ではみんな凄いレベルにまで来てると思います。その中で、受賞した人たちには何か+αのものがあったのですが、特に今年は一人一人の心の中に湧き出てくるオリジナリティというものを我々審査員も見つけようと考え、そこを評価した年になったと思います」と総評を語った。