富士通と米Allscriptsは4月7日(米国時間)、富士通のKIOSK端末とAllscriptsのKIOSK端末システム・電子カルテを組み合わせた医療機関向け患者受付KIOSK端末「Patient Kiosk」を発表した。販売は、Allscriptsを通じて行われる。
Patient Kioskは、Allscriptsの電子カルテシステムとシームレスに連携し、患者のID顔写真とともに診療内容を電子カルテシステムに記録するほか、クレジットカードなどによるKIOSK端末での支払いや今後の検査・定期検診情報の表示が可能な医療機関向け患者受付KIOSK端末。Patient Kioskを利用することで、患者が診察予約登録時に毎回行っていた書類記入の手間が省略できるほか、従来の患者受付業務で必要だったコストと諸経費をの削減が行える。また、富士通の手のひら静脈認証「PalmSecure」と組み合わせることで、患者のプライバシー保護や個人情報管理が可能だ。
Patient Kioskは、2009年第一四半期に米イリノイ州のSpringfield Clinicへ50台、4月中に米ワシントンDCのジョージワシントン大学のMFA(Medical Faculty Assosiates: 医師協会)にも導入が予定されている。