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Craig Buckler氏がSitePointにおいて5 Rarely-Used CSS Propertiesのタイトルで、便利であるにもかかわらずあまり使われないCSSプロパティを5つ取り上げて紹介している。紹介されているCSSプロパティは次のとおり。

  • text-transformプロパティ: 文字の大文字小文字を切り替える。capitalize(単語の先頭だけ大文字)、lowercase(すべて小文字)、uppercase(すべて大文字)、none(なにもしない)
  • letter-spacingプロパティおよびword-spacingプロパティ: 文字間の空白の幅(letter-spacing)および単語間の空白の幅(word-spacing)を指定。画像ではなくCSSで調整をかけることでSEOにより適切でHTMLもメンテナンスしやすい状態になる
  • text-indentプロパティ: 段落の最初のインデントを指定。この用途ではpaddingが使われることもあるが、text-indentは要素の幅に影響を与えないため特定のケースで使いやすい
  • table-layoutプロパティ: auto指定ではユーザの指定が自動的に上書きされてしまうことがある。fixedを指定しておもったとおりに指定する
  • white-spaceプロパティ: 改行あり(normal)、改行なし(nowrap)、pre(空白をつめない)

大文字小文字の切り替えや単語間の空白の調整などは、日本語のサイトではあまり使われないプロパティだ。ほかのプロパティもたしかにあまり使わないかもしれない。Craig Buckler氏は5 Rarely-Used CSS Propertiesの冒頭でCSSにはたくさんのプロパティがあるため普段使っていないプロパティは忘れてしまいがちだと説明している。SitePointは以前、CSSとブラウザの対応状況を整理したSitePoint CSS Reference公開している。CSSを使う際には参考にしたいサイトだ。