PostgreSQL - The world's most advanced open sorce database |
The PostgreSQL Global Development Groupは15日(オーストリア時間)、次期最新版となるPostgreSQL 8.4のベータ版を公開した。14カ月の開発期間を経たあとの成果物であり、リリースを優れたものにするために多くのユーザに試験を促している。PostgreSQL 8.4における新機能は次のとおり。
- ウィンドウ関数の導入
- コモンテーブルおよびリカーシブジョイン
- パラレルリストア
- カラムパーミッション
- データベースごとのロケールセッティング
- ハッシュインデックスの改善
- EXISTSおよびNOT EXISTSクエリに対するジョインパフォーマンスの改善
- 扱いやすいWarm Standbyの実現
- フリースペースマップの自動調整機能
- vacuumオーバーヘッドの削減に関わってくるビジビリティマップの導入
- ユーザ認証にSSLをサポート
新しいバージョンがリリースされる場合のPostgreSQLベータ期間は6週間とされている。順当にいけば2009年5月末にはPostgreSQL 8.4が登場することになる。ただし、バグがある段階では正式にはリリースされないことになっているため、今後の試験次第ではさらにリリース時期が伸びる可能性がある。