ネットサービスの開発などを手がける日本技芸は15日、SaaS型ソーシャル名刺管理サービス『Shakehands(シェイクハンズ)』のベータ版を公開した。名刺の管理・交換をオンライン上で行なうことで、職場や外出先などネット環境を問わず、いつでも最新のコンタクト情報にアクセスできるようになる。

ソーシャル名刺管理サービス「Shakehands」。ベータ版公開期間は2カ月間、フィードバックを得ながら改善も行なっていく

ShakehandsはWebブラウザ上で名刺を管理できるサービス。高速検索やタグによる分類、一人で複数の名刺を登録するといった利便性の高い名刺管理機能を提供する。名刺管理画面では、登録した名刺情報がシンプルなデザインで一覧表示され、各種情報をすばやく確認できる。自身の名刺情報を更新した場合は、「オンライン名刺送信」機能によって任意のユーザに更新情報を通知できるほか、同機能を使ってShakehandsユーザ以外の人に名刺情報を送ることも可能となっている。

ベータ版の公開期間は2カ月間。この間、大量の名刺を所有するユーザ向けの「代行入力(登録)サービス」やMicrosoft Outlookなどからの「データインポート機能」、携帯電話版サービスなどの追加リリースを予定している。また、今夏までには新たに設立する運営会社から正式版サービスを提供し、2009年後半には法人向けのソリューションパッケージの提供を開始する予定。一部有料サービスとして、名刺情報をベースに、最適な人物にアクセスするためのマッチングサービスも提供していく。