富士通は4月15日、1チップに4CPUを実装する新プロセッサを搭載したメインフレーム「GS21 1600モデルグループ」(35モデル)と大型機「GS21 1400モデルグループ」(26モデル)の発売を開始した。
新プロセッサを搭載したことで、従来モデルに比べて処理能力が最大約30%向上しているほか、従来モデルに比べ消費電力が最大約20%削減される。
また、SSU(システム記憶装置)においても、クラスタとのインタフェースに「XAUI(10Gigabit Attachment Unit Interface)」を採用したことで、従来装置に比べてデータ転送速度が最大約80%向上している。
同製品のOS「OSⅣ/MSP」、「OSⅣ/XSP」においては、高性能・高信頼な基幹業務システムを構築するための基盤ソフトウェアとして、新たに「OSⅣ/MSP GSS21i Standard Edition V80」および「OSⅣ/XSP GSS21i Standard Edition V80」が提供される。同ソフトでは、内部統制支援機能、SOAの適用性に関する機能が強化されている。
各製品の販売価格と出荷時期は以下のとおり。
製品名 | レンタル価格(税別) | 出荷時期 |
---|---|---|
GS21 1600モデルグループ | 月額1,163万2,000円~ | 2010年1月 |
GS21 1400モデルグループ | 月額241万4,000円~ | 2010年1月 |
OSⅣ/MSP GSS21i Standard Edition V80 | 月額161万円~ | 2010年1月 |
OSⅣ/XSP GSS21i Standard Edition V80 | 月額27万6,000円~ | 2009年7月31日 |