ドイツの競争規制当局にあたる連邦カルテル庁(Bundeskartellamt)は4月8日(現地時間)、Microsoftのドイツ法人に対し、「Office」の価格に影響を与えたとして900万ユーロ(約11億9900万円)の罰金を科すことを決定したと発表した。Microsoftはこれに応じると述べている。

Bundeskartellamによると、Microsoftのドイツ法人は2008年秋の新学期シーズンに、文具用品チェーン店で「Office Home & Student 2007」のプロモーションを行った。中でも、全国展開するある小売店に対しては金銭的支援を行っており、Microsoftの社員は小売店側と最低2回、広告キャンペーン開始前にOffice Home & Student 2007の価格について合意を交わしていたという。

Microsoft側は罰金を支払うことに合意している。