NECは、ヨーロッパの現地法人であるNECヨーロッパの傘下に「NEC Eastern Europe」(代表者:小石亨,本社所在地:ブタペスト)を、4月1日付で発足させたと発表した。
NECヨーロッパでは、東欧のビジネスについてはこれまでハンガリー、ポーランド、チェコの各支店を通じて行ってきたが、東欧ビジネスが急速に拡大し、引き続き通信インフラ構築やデジタル放送網の整備本格化など、事業機会が拡大する見込みのため、各国の事情に合わせて、営業と技術部隊が一体となった幅広い事業活動を展開することを目的に新会社を設立したという。
NEC Eastern Europeは、ハードウェア機器提供のみならず、製品の顧客ごとのカスタマイズ、独自のツール開発によるエンジニアリングサービス、保守・サポート業務などのノンハードビジネスも含めたトータルソリューションを一元的に提供。そして今後は通信のみならず、放送やITネットワーク領域へも事業拡大していくという。
具体的には、世界110カ国の放送・通信事業者への納入実績を生かし、今後は東欧やロシアを中心に見込まれるデジタル放送の普及に合わせ、放送事業者や通信事業者へ、次世代ネットワーク(NGN)への発展を見据えたデジタル放送機器と映像ソリューションの提供を行っていく。
NEC Eastern Europeの概要は以下のとおり。
本社所在地:ハンガリー ブタペスト
設立 :2009年4月
事業内容 :通信・放送・ITネットワーク事業
資本金 :3Mハンガリーフォリント(約1.2億円)
従業員 :70名