財団法人日本産業デザイン振興会は、2009年度グッドデザイン賞の応募受付を4月22日より開始すると発表した。応募受付は6月10日まで。

日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動で、世界でも有数の歴史と実施規模を誇るグッドデザイン賞。これまでに3万5,000件以上の賞を選出し、生活と産業のクオリティ向上に貢献するデザインを見いだし続けている。

2009年度のグッドデザイン賞は、50余年の成果をふまえ、生活価値と社会・文化的な価値の創造という見地から審査が行われ、豊かさと持続可能性に満ちた生活、産業、社会の実現をめざす。募集は、商品、建築/環境デザイン、コミュニケーション活動など、身の回りにある領域のデザインについて。さらに、デザインを通じて近未来の生活を示唆する「まだ実現されていないものごと」を持続可能な社会の実現という点から評価する「グッドデザイン・フロンティアデザイン賞」が2009年度から新設されることとなった。

応募対象は、人間とその社会をとりまく5つの領域(身体領域、生活領域、仕事領域、社会領域、ネットワーク領域)に該当する「もの」や「こと」で、受賞結果発表日(2009年10月1日)に公表でき、2010年3月31日までにユーザーが購入または利用できるもの。

応募の受付には、4月22日から6月10日の間にグッドデザイン賞のWebサイトから登録が必要。応募詳細もWebサイトにて。

昨年度のグッドデザイン大賞を受賞したトヨタ「iQ(アイキュー)」

昨年行われたグッドデザインエキスポ2008の会場風景