キヤノンは、HDTV用レンズ「HDgc」シリーズの新製品で、小型・軽量タイプの17倍ポータブルズームレンズ「KJ17e×7.7B」を6月中旬に発売すると発表した。
KJ17e×7.7Bは、高い光学性能を備えた「HDgc」シリーズの新製品で、報道分野などに最適な17倍のズーム倍率を持つENG(Electronic News Gathering)用のポータブルタイプのズームレンズ。
同製品は2/3型撮像素子を搭載したHDTVカメラに対応。非球面レンズを採用することで光学性能が向上し、像面湾曲やコマ収差を良好に補正を行うほか、シミュレーション技術の活用と低反射コーティングの採用で、ゴーストの発生を大幅に低減している。小型・軽量のボディは、理論解析と3D-CADを駆使し、最適な構造と高い強度を備えたうえ、小型化を実現したドライブユニットを搭載。ドライブユニットは清音化を図ると同時に、強度シミュレーションにより高い強度と軽量化を実現した。
サイズは159.3(W)mm×106.6(H)mm×197.8(L)mmで、重さは1.48kg。価格は、マニュアルフォーカスタイプの「IRSE」が171万1,500円。フォーカスモーター内蔵タイプの「IASE」が186万9,000円。