積水化学工業の住宅カンパニーは25日、大容量の太陽光発電システムを搭載したセキスイハイムの木質系住宅「グランツーユーWS Le-edition」を発売する。販売は沖縄、北海道および多雪地域を除く全国。
同住宅は、新開発の屋根形状「スラントステップルーフ(段違い片流れ屋根)」を採用することにより南に向いた屋根の面積を一般的な切妻屋根の1.2倍にしたもので、大容量のソーラーパネルの設置により光熱費を削減できるという。また、屋根勾配を約30度とすることで受面日射量が増し、太陽光発電の発電効率向上が期待できるとしている。
また、一般的な2×4工法と比べて約1.6倍厚い壁を使用する2×6工法や性能の高い断熱材を使用することで"次世代省エネ基準"における北海道レベルと同等の断熱性能を得られ、冷暖房費を抑えることができるとのこと。これらの創エネ性能と省エネ性能により、比較的小規模の屋根面積が小さい住宅でも年間光熱費ゼロを目指せるという。
同社の試算によれば、5.56kWの太陽光発電システムを搭載した123.07m2の住宅で年間光熱費29万0,000円を削減でき、光熱費ゼロを実現できるとのこと。(試算条件は、東京エリアの4人家族。2009年4月時点の料金体系)