日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)、エクスジェン・ネットワークス、サイオステクノロジーの3社は4月8日、Googleが提供するSaaS型アプリケーション「Google Apps」に対応した統合ID管理ソリューションの提供において協業することを発表した。価格は個別見積り。
同ソリューションにより、社内システムとGmailをはじめとするGoogle Appsをシングルサインオンで利用できるようになるほか、社内でのID登録と連携し、自動的にGoogle AppsへのID、パスワード登録、変更、削除が可能になる。Google Apps用のID・パスワードを最小限に抑えられるため、管理負荷やセキュリティリスクを軽減できる。
今回の協業において、日本HPは、自社のシングルサインオン製品「HP IceWall SSO」、エクスジェンのID管理製品「LDAP Manager」、サイオスが提供するGoogle Apps用シングルサインオンシステムと「LDAP Manager」用Google Appsアカウント連携システムの動作を検証し、社内のID管理システムとGoogle AppsのIDの一元管理が行えること、HP IceWall SSOを用いてGoogle Appsにシングルサインオンできることを確認した。
サイオスは、「Google Apps」と「HP IceWall SSO」を接続する連携モジュールを新たに開発し、「LDAP Manager」用Google Appsアカウント連携システムと合わせて提供する。
今後は、他のSaaSサービスへの連携モジュールの開発と検証を進めるとともに、3社共同によるマーケティング活動を推進し、拡販に努める。