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ストレージの標準化団体「SNIA(Storage Networking Industry Association )」は4月6日(米国現地時間)、クラウドストレージ技術のアーキテクチャとベストプラクティスを策定することを目的とする、クラウドストレージ技術作業部会(Cloud Storage Technical Work Group)を発足することを発表した。

同ワーキンググループはクラウドストレージにおける開発、システムの標準、インタフェースの連携に必要な技術を策定する団体となることを目指している。SNIAの会長を務めるWayne M. Adams氏は、「クラウドストレージはIT業界において最もホットなトピック。というのも、クラウドは、世界に分散するITリソースとインターネットのアクセスによって、かつてないほどのITリソースとサービスの可用性を実現する一方で、コストとITの複雑性を提言する可能性を持っているからだ」と語っている。

具体的には、同ワーキンググループはインタフェースの標準を提案していくとともに、クラウドストレージのコミュニティに働きかけていく。2010年には適用がスタートできるよう、クラウドサービスとストレージのインタフェースに関する定義のドラフトを今年中に公表することが予定されている。

同ワーキンググループに参加を表明している主要なベンダーは、Cisco Systems、EMC、Hitachi Data Systems、Hewlett Packard、IBM、Sun Microsystems、Symantec、VMwareなど。