Firefox web browser - Faster, more secure & customizable

Firefox 3.5はリリースされていないが、開発プロジェクトはその先を見据えている。さらに先のバージョンとなる「Firefox 3.6 (開発コード名: Namoroka)」のアイディアがMozillaWikiにおいて掲載されはじめた。バージョン番号は最初は3.6からはじまるが、動向に応じて増えることになるとみられる。Firefox 3.6/Namorokaは「Firefox.next」とも呼ばれるようだ。

Firefox/Namorokaにおいて掲載されているFirefox.nextの目標は次のとおり。

  • 起動時、新規タブ作成、ユーザインタフェースインタラクションなどユーザが体感できるパフォーマンスの改善
  • パーソナライズやカスタマイズ関連事項(開発、探索、インストール、管理)の改善や、ユーザ体験や操作履歴、ユーザの好みなどをベースにしたカスタム機能の提供
  • ユーザの実現したいと考えているタスクをベースにしたナビゲーション機能の実現
  • WebアプリケーションとOSアプリケーションの融合
  • ルック&フィール(Windows Aero Peek、Windows Aero Glass)やシステムサービス(OSX Dictionary、AppleScript、Keychain)などを含めたOSとのさらなる融合

軽量テーマの実装、再起動することなく使えるアドオンの実現、パーソナライズプロジェクトの統合、最新のGoogle ChromeやSafariで実現されている機能と類似した機能の取り込みなどが目指されているようだ。

Firefox.nextはGecko 1.9.2をベースに2010Q1から3でのリリースを目指して開発が取り組まれるという。開発はプロトタイプ開発が2カ月、プロダクト開発が5カ月、洗練期間が3カ月(この期間にベータ版を繰り返し発表)、その後にアルファ、ベータ、RCをリリースしてから正式リリースとなる。従来よりもタイムスケジュールにそったリリースになるようだ。