ユビテックは4月6日、ナノオプト・メディアのデジタルサイネージ運用管理サービス「EXinfo」を用いて省エネ情報を可視化する「BX-Info」を開発したことを発表した。同製品は、インターネットからリアルタイムで得た文字や映像情報の配信に加え、設備制御状況やエネルギー消費量などを示し、企業や公共施設などにおける省エネ意識の向上をはかっていくもの。

同社はインターネットと設備制御の統合ゲートウェイ「BX-Office」を提供しているが、取得した情報を利用者にしか見せることができないという課題を有しており、それを解決したのがEXinfoだ。同製品は、外部のASPサービスから提供される天気やニュースなどの情報と共に、、BX-Officeから取得した省エネ関連情報や安心・安全情報をデジタルサイネージでフルハイビジョンのマルチ画面上に配信することで、不特定多数の人が閲覧の操作を行うことなく、省エネ情報を目にする仕組みを構築できる。

同製品は機器の設置に手間がかからないのも特徴。複数の機器を設置することなく、上記のような仕組みを実現できる。また、DVDやHDレコーダなどの映像を配信する場合は、同社の映像エンジンモジュール「UBIRIS Pro」を併用することで、異なるインタフェースを搭載するAV機器の集約が行え、ディスプレイからつなぐケーブルを1本にまとめられる。

BX-Infoのディスプレイへの配信イメージ