インフォファーム 代表取締役社長 辻博文氏 |
インフォファームは4月2日、SFA/CRMパッケージソフトウェア「戦略箱ADVANCED」を発表した。
戦略箱ADVANCEDは、同社が提供する「InfoFarm 戦略箱」の後継製品。戦略箱は、日本の商習慣を反映させた中堅企業向けSFA/CRMパッケージソフトウェアで、「定着が難しいといわれているSFA/CRMの中で90%以上の定着率を誇る」(インフォファーム 代表取締役社長 辻博文氏)という。
戦略箱ADVANCEDでは、従来製品に対して、利便性向上、コミュニケーション機能の強化、柔軟性の向上が図られている。具体的な機能は次のとおり。
利便性向上
利便性を向上させる機能としては、必要な業務ページをすぐに開ける「検索ブックマーク」機能や、気になる情報の動きを知らせる「情報ブックマーク」機能、自分に関係する情報を自動配信する「新着メッセージ」機能などのほか、マスタの選択/登録/更新を簡略化する補助機能も追加されている。
コミュニケーション強化
コミュニケーション強化向けの機能としては、コメント機能が拡張され、日報や掲示板だけでなく、スケジュールや案件、サービスリクエストなど、多種多様な情報にコメントが付けられるようになったほか、送信先を絞ったPUSH配信も行えるようになった。
柔軟性の向上
柔軟性の向上という点では、設定変更やアドオンに加えて、部分的なソースコードの改変(アドイン)にも対応したうえ、そうしたカスタマイズを行った後にバージョンアップしても変更内容が保たれるアーキテクチャになっている。
価格は500万円(50ユーザーライセンス)~。なお、販売は、製品のみでの提供は行っておらず、事前にSFAの効果を引き出すためのコンサルティングを受ける必要がある。こちらは、約2ヶ月の打ち合わせに設定作業も含まれ400万円~。
また、同社では、販売パートナーも募集している。年会費24万円のゴールドプログラムに加入すると、販売支援や技術支援が受けられるほか、50ユーザーライセンス付きの戦略箱ADVANCEDが無償で利用できるという。
出荷開始は4月16日。SaaSモデルでの提供も予定されており、こちらは2009年11月以降になる見込み。