米Googleは3月30日(現地時間)、ベンチャーキャピタルファンド「Google Ventures」を立ち上げたことを発表した。
Google Venturesでは、Googleのリソースを活用して技術系企業のイノベーションをサポートする。技術分野は特定しておらず、インターネットやソフトウェアといったGoogleが得意とする領域以外にも、クリーン技術やバイオテクノロジー、ヘルスケアなども例として挙げられている。
ファンドを率いるのは、Bill Maris氏とRich Miner氏。Maris氏はホスティング事業のパイオニアBurlee.comの創立者(Interlandに売却し、現在はWeb.comで運営)で、それ以前にはスウェーデンのInvestor ABにてバイオテクノロジーやヘルスケアーなどの分野にも携わっている。
一方のMiner氏は、Googleが買収したAndoroidの共同創立者。買収後も3年間はGoogleにてモバイル向けOS「Andoroid」の開発およびエコシステムの確立を担当していた。同氏は、Andoroidを創立する以前にも、Orange VenturesというR&D企業やWildfireという音声技術企業を立ち上げた経験を持つ。
米Wall Street Journal誌や米New York Times誌によると、Google Venturesの初年度の投資金額は1億ドルに上る見込み。