マツダは25日、水素ハイブリッド自動車「プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド」のリース販売を開始したと発表した。同車では、水素とガソリンを併用できる水素ロータリーエンジンと電気モーターの組み合わせによるハイブリッドシステムを採用。2009年中に地方自治体やエネルギー関連企業などに納車する。リース料金は月額約42万円。
同社による水素ロータリーエンジン搭載車の実用化は"RX-8 ハイドロジェンRE"に続き2モデル目。エンジン出力をそのまま駆動力とするRX-8とは異なり、エンジンで発電機を作動させ得られた電力でモーターを駆動して走行するシリーズ式ハイブリッドシステムを採用。水素燃料使用時の性能を比較すると、航続距離は2倍の200km(RX-8は100km)に、最高出力は約40%増の110kw(RX-8は80kw)に向上したという。"デュアルフューエルシステム"により、水素を使い終わると自動的にガソリンに切り替わる仕組みを持つ。また、植物由来の内装素材"マツダバイオテックマテリアル"など環境技術を多数採用したとしている。