情報オリンピック日本委員会は3月24日、第21回国際情報オリンピックに派遣する日本代表選手を発表した。
国際情報オリンピックは、高校生以下の生徒(18歳未満の高専生も含む)を対象とした数理情報科学の問題能力を競う国際大会。与えられた問題を解くためのアルゴリズムを考え、それに基づいてプログラムを書き、実行して出力された結果の正しさを競う。
競技は2日間にわたって行われ、各日とも5時間で3問を解く。使用メモリ量や実行時間にも制限があり、プログラミング能力以上にアルゴリズムを設計する能力が求められるという。能力育成や国際交流を目的とした大会であり、成績上位1/12が金メダル、次の2/12が銀メダル、その次の3/12が銅メダルと、参加者の半数にメダルが授与される規定になっている。
今回の代表選手は以下の4人。415名のエントリーの中から予選・本選を勝ち抜いた16名が3月19~25日の春季トレーニング合宿兼代表選考会に参加し、その成績上位4名が選出された。
氏名 | 所属 | 学年 | 過去大会の記録 |
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副島真 | 筑波大学附属駒場高等学校 | 高校2年 | 2008年国際情報オリンピック エジプト大会 銀メダル |
滝聞太基 | 筑波大学附属駒場高等学校 | 高校2年 | 2008年国際情報オリンピック エジプト大会 銅メダル |
平野湧一郎 | 灘高等学校 | 高校2年 | |
保坂和宏 | 開成高等学校 | 高校2年 | 2008年国際情報オリンピック エジプト大会 金メダル |
本大会は、8月8日からブルガリアのプロフディフ市で開催される。