市場調査とコンサルティングを行うシード・プランニングは、3月5日『第4回 CO2削減・環境セミナー』を開催し、埼玉県越谷市に昨年10月オープンしたショッピングセンター(SC)「イオンレイクタウン」の施設見学会を実施した。今回はその模様をレポートする。

JR武蔵野線 越谷レイクタウン駅前の「イオンレイクタウン」の入り口

昨年の10月にオープンした「イオンレイクタウン」は、埼玉県越谷市、JR武蔵野線「越谷レイクタウン」の駅前にある。KAZEとMORIという大きな2つのセンターに分かれており、敷地面積は26万4000平方メートル、店舗数は565、『人と自然に“心地いい”』をコンセプトに開発された、日本最大級のショッピングセンターだ。 イオンリテール ディベロッパー企画本部 建設部 設備担当部長の北瀬忠氏は、「これだけ大規模なショッピングセンターは、今後ないかもしれない」と語る。

イオンレイクタウンがある越谷レイクタウン地区では、独立行政法人 都市再生機構が特定土地区画整理事業を進めている。レイクタウンの名前の由来ともなった水害を防ぐための調整池を中心とする、約225ヘクタール(東京ドーム約50個分)にも及ぶ大規模なものだ。越谷レイクタウン駅も昨年3月に開業したばかりの新駅だ。

レイクタウンの名前の由来となった調整池

事業期間は平成30年までで、住宅7000戸、人口2万2400人(いずれも見込み)の一つの街が誕生する。イオンレイクタウンはこの地区の東側に位置し、車40分圏内には500万人以上が住む商圏となっている。また、この地区は環境省の「街区まるごとCO2 20%削減事業」に採択され、日本初の環境共生型の街づくりが進められている。

都市再生機構が進める特定土地区画整理事業地区。中央の大きな正方形の赤い部分と、その右上の長方形の茶色の部分が、イオンレイクタウンの敷地(出典:越谷市のホームページ)

「MORI」から見たイオンレイクタウンの「KAZE」