マイクロソフトは25日、同社が運営するポータルサイト「MSN」におけるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)関連の閲覧動向について発表した。これによると、日本の優勝が決まった24日午後2時半(日本時間)には、「MSN産経ニュース」へのアクセスが、前日の同じ時間帯の約1.6倍となるなど、関心の高さが伺える結果となった。
今回のWBCでは、産経新聞グループが編集する「MSN産経ニュース」で、日本戦すべてのリアルタイム速報を毎回表裏ごとに試合終了まで掲載。WBC関連で掲載した速報記事はこの日だけで約60本にのぼり、「優勝が決まった24日午後2時半には、前日の同じ時間帯の約1.6倍のアクセスが集中した」(マイクロソフト)という。
また、MSNホームページへのアクセスは平常時の約1.5倍、MSNスポーツへのアクセス数は約2倍。ビジネスパーソンの利用が多いMSNへのアクセスがピークとなるのは通常午後0時~午後1時の昼休み時間帯だが、24日のピークは日本の優勝が決まった午後3時ごろ。「昨年の北京五輪で北島康介選手が金メダルを獲得した際とほぼ同様のアクセス数を記録した」(同社)。
さらに、検索ワードランキングでも「WBC」が急上昇。マイクロソフトが提供する検索サービス「Microsoft Live Search」において最も検索されたキーワードを発表する「MSN気になる言葉」ランキング(集計期間:3月15日~21日)では、「藤原紀香」「ETC」などを抑え「WBC」が全体の3位になった。
一方、米国内からの「WBC」検索数と日本国内からの「WBC」検索数を比較した場合、準決勝の「日本対米国」戦が行われた3月22日(日本時間)においても、米国内からの検索数は日本国内からと比較してわずか17分の1程度。
米国からの検索数が最も多かった、二次ラウンド最終試合が行われた3月18日においても、およそ10分の1程度。WBCへの米国での関心の薄さを推測させる結果となった。