ターボリナックスは3月25日、日本企業がビジネス文化が異なる中国に低コストで効率的に事業拠点を開設し、スムーズに事業展開するための総合的なサービスを提供する新事業「CJ-LINX」を発表た。同サービスは会員制で6月より開始される。

同社は、中国政府公認のインターネットショッピングモールである中国漢正街電子商務平台に、日本企業向けの市場を開設し、インフラとして提供する。同ショッピングモールは、当社と中国電信集団公司(チャイナテレコム)グループ、銀行の合作事業による決済サービス「電話財布」を利用しているため、確実で迅速な代金回収が可能になるという。

同サービスは以下のようなサービスを提供し、提供するインフラ上での売上に応じた従量課金制をとる。

  • 進出前の市場調査や各種必要な許認可の手続き代行サービス
  • 進出前後のオフィススペースや必要な機材(PCやIP電話、サーバ機器)のレンタル、秘書代行サービスや出張手配サービス *中国漢正街電子商務平台を通した中国企業との取引サービス
  • 取引後の代金回収サービス
  • 取引に関する現地でのコールセンター代行サービス
  • その他iDCを利用したITサービス

同社と中国電信グループとの包括的な提携により、中国電信内に当社のコールセンターを配置した形での日本企業のコールセンターが代行可能となっており、同サービスを活用することで中国進出のための初期投資を大幅に抑え、かつ回収リスクを低減させることが実現される。

CJ-LINXのサービス概要