シマンテックは、「ITコスト削減アドバイザ、シマンテックからの提案」と題して、同社の製品を利用した企業のITコスト削減のための提案を同社のWebで公開した。
公開は、先月から順次行われ、現在22の提案が示されている。提案は、課題別と企業規模に検索できる。
シマンテック 執行役員 マーケティング担当 石崎健一郎氏は、今回の提案を行った背景について、「シマンテックは当初セキュリティベンダーとして、小さなエリアを対象としていたが、買収などを通じて、現在では、管理するためのさまざまなソリューションを提供している。また、セキュリティソフト、データ保護/リカバリ、電子メールアーカイビングなどいくつかの分野ではトップシェアであり、マイクロソフト、オラクル、SAPに次ぐ、世界第4位のソフトウェアカンパニーになった」と述べ、同社がITインフラの総合ソフトウェアベンダーになったことを強調した。
石崎氏は、IDC Japanなどの調査会社のデータを示しながら、最近の不況により2009年のIT投資の成長率は落ち込むものの、運用コスト削減のためのニーズは継続してあり、バックアップやデータ量増大への対応などストレージ分野や、情報セキュリティ投資は比較的堅調に推移するとの見通しを示した。