屋上緑化の資材開発・施工を手がける東邦レオは18日、戸建や集合住宅に向けたセルフ・プロデュース型の屋上庭園パッケージ「エコフィールド・ライト」を発売した。緑化システムやウッドデッキなどをパッケージ化し、建て主が自分でデザインすることにより価格を抑えたという。発売は当面、首都圏を中心に行う。
屋上緑化には屋上を緑や土で覆うことで得られる断熱効果で冷房機器の使用を減らす効果があるとされ、同社によれば近年のガーデニングブームや全国的な助成制度の開始が契機となって住宅分野でも注目されているとのこと。
同パッケージの特徴は専用のデザインシートが用意され、建て主自身が屋上庭園のレイアウトおよびアイテム(庭園構築に必要な資材)を選択して庭園プランを制作できること。コストを算出できる概算書も用意され、コストを把握しながらデザインを進めることが可能。アイテムは過去の施工実績を検証し、建て主の要望が高く住宅への利用が可能なものを用意したとしている。同社はプランの技術確認および工事を実施。従来専任のガーデンプランナーが設計していた工程を省くことにより必要経費を抑え、同社の通常のオーダーメイドプランと比較して4割程安い低コストを実現したとのこと。
基本となるアイテムは、3種類の屋上緑化システム、3種類のフレーム(土囲い)、2種類のウッドデッキから選択。オプションとして自動水やりシステム、可動式プランター、低木・野菜用マウンド、日よけターフセットが用意される。工事期間は、平均的な個人住宅の屋上(30m2程度)であれば約3日。価格は、材料費と工事費を含め1m2当り2万9,500円から(荷あげの費用含まず)。