Chromium - News and developments from the open source browser project |
Googleは17日(米国時間)、Google Chrome has a new betaにおいて最新のGoogle Chrome開発版にふたたび『ベータ』の文字をかぶせたこと、開発版の最新ベータでJavaScript実行速度がさらに高速化されたことが紹介されている。
最新の開発版ベータはV8 Benchmark Suite v3で最新安定版と比較して25%ほど、SunSpider Benchmarkで最新安定版と比較して35%ほど高速化されているという。オリジナルベータ版と比較した場合、どちらも実行速度は2倍ほど高速化されていることになる。
今回の開発ベータ版では実行速度の改善以外にもフォームの自動入力機能、フルページズーム機能、自動スクロール機能、タブをドラッグすることで新しくウィンドウを開く機能などが盛り込まれている。Chromeは現存するメジャーブラウザの中でもJavaScriptの処理速度が高速な方に分類されている。Operaはまだ高速化版の正式リリースを実施していないし、高速化されるFirefox 3.5の登場もだいぶ先になるとみられている。開発版という位置づけながらすでに使用できる状況で処理速度を向上させたことで、Chromeはさらに存在感を増すことになるとみられる。