Red Hatは3月12日(現地時間)、同社が提供するエンタープライズLinuxディストリビューションのレガシーファミリである「Red Hat Enterprise Linux 4」の次期バージョン「Red Hat Enterprise Linux 4.8」のベータ版を公開した。公開されたプロダクトは以下の通り。

  • Red Hat Enterprise Linux AS 4 … x86、AMD64/Intel 64、Itaniumプロセッサファミリ, S/390、System p、System z
  • Red Hat Enterprise Linux ES 4 … x86、AMD64/Intel 64、Itaniumプロセッサファミリ
  • Red Hat Enterprise Linux WS 4 … x86、AMD64/Intel 64、Itaniumプロセッサファミリ
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4 … x86、AMD64/Intel 64

カーネルには2.6.9-82.ELが採用されており、その他、

  • Kerberos 5ユーティリティがPAM認証で可能に
  • IPMItoolが1.8.10にアップグレード
  • Devicemapperが1.02.28にアップグレード
  • iSCSI InitiatorがIPv6をサポート
  • KVMハイパーバイザをサポートするvirtioドライバを追加
  • 新しいAMD HDMIオーディオサポートをATI HDMIに追加

など多くの改良が実施されている。

ベータテストは5月1日まで行われる予定で、RHELのサブスクライバはRed Hat NetworksからISOイメージを取得できる。