Actelは、システム設計者向けにプロトタイプの作成向けを狙ったFusion組み込み開発キットを発表した。

同キットは、設計エンジニアが、マイクロプロセッサ・コア、プログラマブル・ロジック、およびアナログ・ブロックで構成されるシステムをプロトタイプとして作成できるよう、1.5Mゲートの「M1AFS1500-FGG484」Fusionデバイスを中心に構築されている。

Fusion組み込み開発キットの外観

Fusionは、ライセンス料不要な「ARM Cortex-M1」や「Core8051」などのプロセッサをサポートしており、このほか、SoftConsoleによるFusionデバイスのプログラミング・サポートとデバッグ、512KB SRAM、2MB SPIフラッシュ、OLEDの96×16ディスプレイ、USBケーブル、10/100イーサネットインタフェースなどの機能を備えている。

また、同社の統合開発環境(IDE)「Libero」や5V電源、電力解析用の個々のI/OバンクとVCCの電流測定機能などの機能も備えている。