NECは同社のアプリケーションサーバ「WebOTX Application Server」に廉価モデル「WebOTX Application Server Foundation V8.2」を追加するとともに、上位モデルにCPUコア数に乗じた新ライセンス体系導入を発表した。

「WebOTX Application Server」は、Java仕様(Java EE 5)に対応したアプリケーションサーバ。廉価モデル「WebOTX Application Server Foundation V8.2」には、JavaVMの多重化制御、業務アプリケーション障害の自動復旧機能等を搭載。これらは従来、大規模システム向けの上位モデルに搭載していた機能だという。希望小売価格は120万円(税別)からで、情報系システム基盤や部門Webサーバ等の中小規模システム向けの製品となっている。

新ライセンス体系は、上位モデル「WebOTX Application Server Standard V8.2」、「同 Enterprise」に適用され、CPUコア数に乗じたライセンス体系になった。1CPUあたりの2コアから8コアまでを同価格に設定、4CPU×6コアの場合には従来に比べて22%、8CPU×6コアの場合は従来比46%、ライセンス費用が低減されるという。

WebOTX Application Serverの製品ラインナップ

製品名 希望小売価格(税別)
ライセンス方式追加
ライセンス価格(税別)
備考
WebOTX Application Server Express V8.2 27万5,000円
マシンライセンス
22万0円から
小規模システム向け
WebOTX Application Server Foundation V8.2 120万円
CPUライセンス
96万円から
小・中規模システム向け
WebOTX Application Server Standard V8.2 200万円
CPUライセンス
160万円から
中・大規模システム向け
WebOTX Application Server Enterprise V8.2 400万円
CPUライセンス
320万円から
超大規模システム向け