NECソフト株式会社は3月12日、リムーバブルメディア向け暗号化製品の最新版「Pointsec Media Encryption Ver3.0」を販売した。同製品は、リムーバブルメディアを暗号化方式「AES256ビット」(Blowfish256ビット方式、3DES168ビット方式も選択可能)によって暗号化できる。

今回、3つの点について機能強化が図られている。
1点目は対応OSの追加で、Windows Vista/Vista SP1(32ビット版のみ)への対応が追加された。

2点目はスタンドアロンアクセス機能の画面の操作性が向上した点。スタンドアロンアクセス機能とは、外出先などで、同製品のクライアントソフトがインストールされていないPCでリムーバブルメディアを使用する際にクライアントの一部の機能をリムーバブルメディアから実行できる機能で、その操作画面を従来のウィザード形式からエクスプローラー形式に変更し、ファイルやフォルダの配置が視覚的にわかりやすくなっている。

3点目は暗号化メニュー項目の表示設定機能を追加した点。暗号化対象(デバイス、フォルダ、ファイルなど)を右クリックして表示される「暗号化」メニューの各項目について、個別に表示/非表示を設定する機能が追加された。これにより、利用者に提供する機能を限定することができる。

価格は、「Administrator’s Package」が4万4,200円、「User’s License」が9,200円、アップデートライセンス(1年)が1,200円(いずれも税別)。