日本IBMは3月11日、企業が保有する数多くのWebサイトにおける複数のWebアプリケーションの脆弱性について、検査を実行・管理する新製品「IBM Rational AppScan Enterprise Edition V5.5」、およびWebサイトに関するコンプライアンスを管理する新製品群「IBM Rational Policy Tester V5.5」の日本語版を発表した。税別価格はRational AppScan Enterprise Editionが3,632万2,000円から、Rational Policy Testerが225万2,700円からとなっている。

Rational AppScan Enterprise Editionは、Webサイトのリスクにおけるセキュリティリスクを解決する製品。Webサイトを構成する複数のアプリケーションを同時に検査し、その結果と検査の実施状態を可視化する。これにより、従来は個々のWebアプリケーション開発者に任されていたWebサイトのセキュリティ確保を一元的に管理できるという。

Rational Policy Testerは、アクセシビリティおよび個人情報漏洩などのプライバシリスクに関して検査を実行し、企業のWebサイトが各種の業界標準やコンプライアンスに違反していないかを管理できる。さらに、リンク切れや期限切れ情報の提示がないかなどのWebサイトの品質問題にも対応でき、Web サイトの問題によって発生する機会損失や顧客満足度への影響を最小限に抑えられるという。同製品の利用により、Webサイトの問題において30～70%の低減効果を見込んでいる。 同製品の価格は以下の通り。

製品名 用途 価格(税別)
Rational Policy Tester Accessibility Edition V5.5 アクセシビリティ検証用 225万2,700円
Rational Policy Tester Privacy Edition V5.5 プライバシリスク検証用 450万4,500円
Rational Policy Tester Quality Edition V5.5 品質検証用 450万4,500円

※いずれも1万ページの場合。