日立製作所は10日、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」のブレードサーバ新製品として、80 PLUS GOLD準拠のハイエンドモデル「BS2000」、および小型高集積モデル「BS320」を発表した。価格はそれぞれ279万3,000円から、91万6,965円から。出荷は4月1日より開始される。

「BladeSymphony」

BS2000は、同社独自のサーバ仮想化機構「Virtage」により、従来比約2倍の集約率を実現するとともに、現行モデルとなる「BS1000」の4倍のメモリ容量と7倍のI/O性能を搭載している。また、従来より7%向上した、AC/DC変換効率92%の高効率電源を搭載し、省電力対応を強化している。

BS320は、2009年第2四半期より販売が予定されている新開発のHDD拡張サーバブレードやPCI拡張サーバブレードを組み合わせることで、ファイル・バックアップサーバを含めた統合システムを単一シャーシで提供するというもの。同社の統合システム運用管理「JP1」との連携も強化され、仮想化環境のリソース最適化や一元管理など仮想化環境を効率的に利用できるようになった。

さらに、今回発表された2製品では、これまではハイエンドモデル「BS1000」IPFサーバブレードでのみ提供されていた7年間のハードウェア長期保証「ロングライフサポートサービス」を利用可能とした。