製品ライフサイクル管理(PLM)、コンテンツ管理、エンタープライズパブリッシングの各ソフトウェアソリューションを提供する米PTCは3月4日、社長兼CEOのC. Richard (Dick) Harrison氏が同社取締役会長に昇格し、会長兼CEOに就任し、社長兼COOには、ソフトウェア製品上級副社長兼Chief Product Officer(CPO)のJames (Jim) Heppelmann氏が昇格、新体制での運営を開始したことを明らかにした。
これにより、Harrison氏は新たな職務である会長職に加え従来のCEOとしての任務を継続、会社の戦略および経営に関する最終的な監督責任を負うことになる。また、戦略的顧客との関係構築にも引き続き注力していくという。
また、Heppelmann氏は社長兼COOとして事業部門の業務運営責任者としてHarrison氏と密に連携しながら事業戦略を策定していくこととなる。
同氏は、Metaphaseの立ち上げを支援し最高技術責任者(CTO)として活躍した後、Windchill Technologyを創業。その後1998年に、PTCによる同社買収と同時にPTCに入社、ソフトウェア製品上級副社長兼CPOに就任していた。現在、全米組織であるFIRST(For Inspiration and Recognition of Science and Technology:子どもたちに科学・技術分野への興味、関心を喚起させることを目的としたNPO)の最高諮問委員会のメンバーとしても活動している。
なお、前会長であったNoel Posternak氏は、会長職は退任したものの、同社の主席社外取締役として引き続き取締役会の役員の任に当たる。