モバイルコンテンツの開発を行うmedibaは4日、「モバイルECサイト利用動向」に関する調査結果を発表した。これによると、モバイルECサイトを知った経路として、「PC版ECサイト経由」は男性が25.7%だったのに対し、女性は14.0%。一方、「通販雑誌・広告経由」は女性は17.0%だったのに対し男性は3.3%で、男女間で大きな差があることが分かった。
調査は2009年1月27日~29日、medibaの保有会員(au携帯電話ユーザー)で、過去6カ月以内にモバイルECサイトでの購入経験がある20代~40代の男女を対象にモバイルで実施。日経BP「日経ネットマーケティング」と共同で行い、600人から有効回答を得た。
これによると、モバイルECサイトの認知経路で、男女間で大きな差が出たのは、「PC版ECサイト経由」と「通販雑誌・広告経由」の2つの経路。
このうち、「PC版ECサイト経由」でモバイルECサイトを知ったのは、男性が25.7%なのに対し、女性は14.0%。一方、「通販雑誌・広告経由」では、女性は17.0%だったのに対し男性は3.3%で、大きな差があった。
また、モバイルECサイトの認知経路について、買い物が高頻度な人(過去半年間の買物回数が6回以上)と全体平均を比較した場合、男性では、「auのカテゴリ検索」や「携帯インターネットでたまたま見つけた」の項目で、高頻度の人の割合が全体平均よりも高かった。
女性でも「携帯でインターネットを検索」「携帯のインターネットでたまたま見つけた」の項目で全体値よりも高頻度者の割合が高かった。これらの結果を見ると「買い物頻度が高頻度な人ほど、携帯インターネットを多く利用する傾向にある」(mediba)といえる。
利用料金と決済方法に関する調査では、2万円以上の買物では「銀行振込」や「ネット銀行」といった金融機関を利用した決済方法が多かった。また購入金額に関わらず「代金引換」「クレジットカード」の利用が多いことも分かった。
買い物頻度と利用金額を見ると、買物が低頻度な人ほど平均利用金額は低く、頻度が高くなるにつれて、平均利用金額が増加する傾向にあった。平均利用金額をみると、低頻度(過去半年間の買物回数が1~3回)の人は8,710円、中頻度(同4~5回)の人は1万1,240円、高頻度の人は1万5,720円(同6回以上)だった。