日本IBMは3月4日、ディスク容量の最大25倍のデータを保存できる仮想テープ・ライブラリ装置「IBM TS7650 ProtecTIER Deduplication Appliance(IBM TS7650 ProtecTIER重複データ削除アプライアンス)」を発表した。ラインナップは7TB、18TB、36TBの3モデル。7TBモデルの最小構成価格は4074万7400円(1年間24時間オンサイト修理保証を含む)で、3月6日より出荷を開始する。
IBM TS7650 ProtecTIER Deduplication Applianceは、重複データを削除しながらデータの保存を行うソフトウェア製品「IBM System Storage ProtecTIER Enterprise Edition」を導入した専用ゲートウェイ・サーバをディスク・ストレージ装置に接続して専用筐体に納めた製品。システム構築の手間が省略できるほか、ケーブルやスイッチがひとつの筐体に収められて、省スペースと速やかな導入が特徴となっている。
重複データ削減は、同社が特許取得した独自のアルゴリズム「HyperFactor」によって行われていて、データの誤削除が発生せず、データの整合性が保たれている。また、最大500MB/秒で重複削減されたデータの保存を実施する。