日本電気は3日、VARパートナー(付加価値再販業者)契約を締結したセールスフォース・ドットコムのSaaS事業の強化を目的として、対応要員の体制強化を図ると発表した。

今回の発表により、日本電気はセールスフォース・ドットコムの認定セールス資格者を98名育成し、2008年3月までに100名以上の体制に強化することとなる。セールスフォース・ドットコム認定セールスは、SaaS/PaaSの動向やセールスフォース・ドットコムが提供するサービスに関する概要と基礎知識を講習会で習得し、その後実施される試験に合格した場合に与えられるベンダー資格。

日本電気では、官公庁、金融・保険業、製造業、流通・サービス業などの市場に対応した各営業部門に資格者を配置するともに、同社グループ関係会社にも資格取得を奨励し、さらには関西など各地域においても本資格取得者を増強することで、各地域でのSaaSビジネスの拡大を目指すとしている。

今後は、CRM(顧客管理)領域を中心にセールスフォース・ドットコムのSaaSと連携したCTI連携ソリューション、FAQ連携ソリューション、eマーケティングソリューション、および業種連携ソリューションなどを、2年間で100社以上に提供する計画だ。