LightWaveは多くのVFXクリエイターにも愛用されている

エヌジーシーは3月2日より、「LightWave 3D」の最新バージョン「LightWave v9 9.6 日本語版パッケージ」の販売を開始する。

LightWave 3Dはテレビや映画、ゲーム、ウェブなどの、様々な分野における視覚効果用の3Dアニメーション制作ツール。LightWave v9 9.6では、アニメーションやレンダリング、ワークフロー、FiberFXの複製機能、レイアウトのスナッピング、ドラッグアンドドロップによるファイルの自動読み込みなど様々な新機能が追加され、機能強化が図られた。ここでは新機能のほんの一部を紹介しよう。

FiberFX

3Dモデル上に毛髪(ヘア)や毛状の繊維(ファー)を作成するための機能。建築物の外壁に生い茂る草、キャラクタに沿って流れる毛髪、ぬいぐるみの毛などを、より自然な表現で描くことができる。

より細かな繊維質の表現が可能となった

CarPaintマテリアルノード

ノードエディターに自動車のボディなどのメタリック調な質感を表現できるCarPaintマテリアルノードが実装された。また、サブサーフェイススキャッタリングを簡単に設定できる新しいSSSコンポーネントSSS,SSS2ノードが実装された。

ノードエディタには様々な機能が追加された

ボーン IKアニメーション

新しい種類のボーンが追加され、数多くのIKオプションの追加により操作と速度の向上が図られた。

より繊細で複雑な3Dアニメーションが作成可能に。Nullによるボーンの階層がサポートされて、ボーンの変形を行うこともできる

LightWave v9 9.6の価格は通常版が12万3,900円、学生版ライセンス及びスクール版1ライセンスが5万400円となっている。