2月27日、毎日コミュニケーションズより『ADOBE CREATIVE SUITE 4 クロスメディア ガイドブック』(Web Designing、+DESIGNING編)が発売された。定価は1,890円。本書は、2008年12月にアドビ システムズ社よりリリースされた「ADOBE CREATIVE SUITE 4」と、ADOBE CREATIVE SUITE 4の特性でもあるクロスメディア導入への手引書として制作されている。
本書の構成は大きくわけて3つ。第一章の「クロスメディアとは何か」では、クロスメディアのコンセプトや経緯に加えて、導入のメリットから将来的な予測までクロスメディアにまつわる詳細な解説が記されているほか、デザイン雑誌の『+DESIGNING』をサンプルに紙媒体からWebサイト、デジタル雑誌、モバイルサイトなど、メディアを移行させたケーススタディを掲載。第二章「事例から学ぶクロスメディア」では、実際にビジネスとしてクロスメディアを展開している企業の制作事例を紹介しており、Web、紙媒体、映像などメディアをまたいだビジネス展開のメリットとはどのようなものかについて焦点が当てられている。そして、第三章では「ADOBE CREATIVE SUITE 4 Highlight Review」と題して、ADOBE CREATIVE SUITE 4の新機能を中心に据えて各アプリケーションを紹介。旧バージョンとの比較やコラム記事も含めた、包括的なコンテンツになっている。
スピーディーで効率的に、コストを抑えつつもクオリティを上げていく。制作現場で求められる要件が多様化する現在、いかにムダのないコミュニケーションを図っていくかといことがビジネスの大きなポイントになっている。クロスメディアというキーワードに集約された数々のメリットは、ADOBE CREATIVE SUITE 4というツールによって享受することができるはず。ADOBE CREATIVE SUITE 4と本書を片手に、もう一度現状のビジネスについて考えてみる、というのはいかがだろうか。