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メジャーブラウザの中でも常に最先端機能をいち早く投入していたOperaだが、最近その動きが鈍っていた感があった。しかしCarakanを投入するなど、以前のOperaの感覚が戻りつつあるようにみえる。New in Opera Presto 2.2: TLS 1.2 Supportにもその一端が見られる。
New in Opera Presto 2.2: TLS 1.2 Supportで次期Opera 10 / Presto 2.2において導入される新機能のうち、目立たないが重要なものとしてTLS 1.2のサポートが紹介されている。TLS 1.2は2008年8月に発表されたTLSの最新バージョン。TLS 1.1と比べて暗号鍵利用の柔軟性があがったほか、ダイジェストにMD5ではなくSHA-256が使われるようになっている。
Opera 10ではTLS 1.2がサポートされ、各種暗号セットでもSHA-256が使われることになる。TLS 1.2に対応したサーバがまだ少ないため、当面はMD5の使用もサポートされるし、TLS 1.2、TLS 1.1、TLS 1.0+エクステンション、TLS 1.0といったように最新のバージョンから随時通信できるかチェックして対応するもので通信を実施するという。MD5がもはや安全とはいえない状況にあるためOperaのこうした取り組みは安全性という面で注目に値する。