「防災システム体験Webサイト」

日本ユニシス、ユニアデックス、ゼンリンデータコム、レスキューナウは2月25日、災害時に必要な情報を地図上に表示することで、企業・組織の災害対策を支援する「SaaS型 地域防災・事業継続支援システム」の実用化を検証するため、無償で「防災システム体験Webサイト」をオープンすると発表した。

同システムは、災害現場や支社・支店にいる職員から、災害時に必要な情報をPCや携帯電話を使って集め、一枚の地図上に表示するもの。これにより、状況(被災、対応、復旧など)の「見える化」と「共有化」を実現し、企業・組織の災害対策本部の負荷軽減と意思決定の迅速化を支援する。災害時に復旧活動の中心となる地方自治体はもちろん、一般企業においても事業継続支援システムとして活用できる。

システム構成は、日本ユニシスのインターネットデータセンターで、ユニアデックスで開発・販売・提供しているソフトウェアをもとに構築したシステムをインターネット経由で利用するSaaS型のサービスとなっている。

防災システム体験Webサイトは、市町村、都道府県、病院、学校、企業など地域全体で共同利用され、災害現場や危機情報管理センターから収集された被災情報を、一枚の地図上に自動・手動で登録し表示される。加えて、専門の24時間365日稼働の危機管理情報センターから情報が配信される。

「SaaS型 地域防災・事業継続支援システム」の概念図