ネットレイティングスは24日、ニールセン・オンライン(Nielsen Online)が提供するインターネット利用動向調査「NetView」の2009年1月データの集計結果を公表した。これによると、新聞社が運営するニュースサイトの利用者数で、毎日新聞社が運営する「毎日.jp」が首位。2位はマイクロソフトと産経新聞社が共同提供する「MSN産経ニュース」だった。

集計結果によると、首位の毎日.jpは947万人を集客。マイクロソフトと産経新聞社が共同提供しているMSN産経ニュースは、787万人が利用し2位だった。

主な新聞社ニュースサイト利用者数(2009年1月、家庭と職場からのアクセス) ※「MSN 産経ニュース」は、Nielsen Online NetView における「MSN News & Weather」の中から、「MSN 産経ニュース」として提供されているコンテンツのURLを抽出して算出

3位は産経新聞社のニュースサイト「イザ!」(742万人)が続き、2位、3位に産経新聞社が関係するサイトが入った。

4位は「YOMIURI ONLINE」(読売新聞社)、5位は「NIKKEI NET」(日本経済新聞社)。朝日新聞社が運営する「asahi.com」は6位だった。

ネットレイティングスでは、「ポータルサイトとの共同提供であるMSN産経ニュースはもちろんのこと、毎日.jpやイザ! は、他社運営のポータルサイトの集客力を自社サイトに誘導した結果」と分析。

イザ! は全トラフィックの9割前後、毎日.jpは全トラフィックの5割前後が「Yahoo!ニュース」からの流入という。

また、「NIKKEI NETやasahi.comは、職場での利用者と家庭からの利用者がほぼ同数になっているのが特徴」(ネットレイティングス)。

一方、利用者一人当たりの平均ページビュー数で見ると、1位はNIKKEI NET、2位はasahi.com、3位はYOMIURI ONLINEの順で、「利用者数との逆転現象が起きている」(同社)。

毎日.jpなどは他社運営サイトから誘導されても、該当の記事のみ閲覧するケースが多いことが推測される結果となった。

主要な新聞社ニュースサイトのひとりあたりの平均PV数と訪問頻度と利用者数(2009年1月、家庭と職場からのアクセス)(利用者数 : 単位千人)※MSN 産経ニュースはポータルサイト内のコンテンツとして運営されているため除外