NECシステムテクノロジーは2月24日、防犯カメラ等の撮影映像を解析し、侵入者の自動追尾や物品の置き去り/持ち去りを発見するカメラ接続タイプの自動追尾ユニット「AlertEye」を発表した。自動追尾機能を実現する画像解析ソフトを含めた1ユニットあたりの価格は37万8,000円(税込)で、販売開始は3月2日となっている。

自動追尾ユニット「AlertEye」

新製品は監視カメラによる撮影と同時に映像を解析して、人や車両などの動体を検知、さらに自動で対象を追尾してズーム表示を行うなど、監視精度の向上と監視業務の負荷を軽減する。既設のアナログ式防犯カメラにも導入できる。

画像解析エンジンは、人または車両の形のみを認識し、小動物や風雨による動きは排除するため、屋内/屋外を問わず監視できる。記録した映像との差分の解析により、不審物の置き去りや物品の持ち去りの検知も可能だという。

自動追尾や自動検知機能は、アナログ映像や赤外線カメラ映像についても可能であり、光度の低い夜間の映像の解析も可能だ。

なお、画像解析ソフトのみでもライセンス販売する。

同社は今後3年間に、新製品を中心とする映像監視ソリューションで10億円の売上げを見込んでいる。