アイログは2月20日、製造業向け製品の最新版「ILOG Plant PowerOps 3.1」の提供を開始すると発表した。同製品は国内代理店を通して販売され、ライセンスは1工場当たり1,380万円から(税込)となっている。

同製品は、プロセス製造業やプロセス加工工程のある製造業を主なターゲットとし、生産計画と詳細スケジューリング立案を軸としている。最新版では、最適化モデルの対象に安全在庫と需要変動が加わり、生産ライフサイクル全般にわたる最適化が可能になり、サービスレベルを考慮した品質の高い生産計画を作成することが実現される。また、プラント設計や生産工程の設計時に、シミュレーションを行える機能も追加された。これにより、工程管理を行うインダストリアルエンジニアと生産計画担当者が、工場の収益性に関して協業しながら意思決定を行うことが可能になる。

そのほか、生産計画担当者は「物流計画画面」を使って、複数の工場と倉庫の物流を考慮の対象に入れることができるマルチサイト・プランの詳細を、追加された「倉庫サマリー画面」で分析できるようになった。

「ILOG PPO 3.1」でマルチ・プランニングの結果を示した例